トリップトゥムーン（2019年生、母レディパッション）

トリップトゥムーン（2019年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月旅行」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時16歳）と交配したレディパッションが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって396万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3歳（2022年）

1月16日、中8週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したザウリにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のシナモンロールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

7月9日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエイシンスポッター決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャウビンダーにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月15日、中3週で迎えた12戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2023年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4月16日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスクルプトーリスにクビ差届かず2着となった。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた20戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイヲツグモノをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月6日、中7週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた29戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた30戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。