サルジュ（2008年生、母スールドゥカノウ）

サルジュ（2008年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「雪（インドネシア語）」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時14歳）と交配したスールドゥカノウが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐竹学から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって262.5万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイキナヤツに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月25日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴールドアカデミーに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

12月3日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

4歳（2012年）

1月22日、中6週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月28日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

5歳（2013年）

1月21日、中8週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月23日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、スズノライジンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。