スズノライジン（2009年生、母スズノメガミ）

スズノライジン（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したスズノメガミが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方12戦6勝2着5回。2016年の新春盃オープン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月13日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月14日、中9週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツクバヴァンクールを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

2月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月23日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4歳（2013年）

1月19日、中9週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したルミナススカイを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサルジュをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月27日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

9月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

11月16日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（2014年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月20日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月24日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

6歳（2015年）

1月25日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月28日、中6週で迎えた27戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた28戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエヴリシーズンに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月26日、連闘で迎えた29戦目は、葉月特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンマルウィークに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月8日、中1週で迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、こうま座特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアカデミックドレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月29日、中2週で迎えた31戦目は、ブルーサルビア特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた32戦目は、あけび賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリアライズキングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた33戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアスタースカイにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月18日、中1週で迎えた34戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアナザーデイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた35戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったアルファメールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた36戦目は、くず湯賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアライズキングに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月24日、中1週で迎えた37戦目は、コウヤマキ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリアライズキングに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた38戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモナーダムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中2週で迎えた39戦目は、まんさく特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノラフィカを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。