ジェイケイセラヴィ（2004年生、母ジェイケイコマンダ）

ジェイケイセラヴィ（2004年4月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋これぞ人生（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したジェイケイコマンダが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、中央平地28戦6勝2着5回、地方3戦0勝。2010年のアイビスサマーダッシュ(G3)で2着に入った他、2010年のキーンランドカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月3日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ティティボスに半馬身交わされて2着となった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、テンエイルンルンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンジンミナトオーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のレインボールシファに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2008年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるブラックシャドウに半馬身届かず2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメジロシーゴーに1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

5歳（2009年）

5月31日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のダイワマックワンをアタマ差振り切って4勝目を手中に収めた。

8月2日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のインプルーヴをクビ差振り切って制した。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモルトグランデをクビ差振り切って6勝目を手にした。

6歳（2010年）

6月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦3勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた18戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（5戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイティラブから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中5週で迎えた19戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（6戦3勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったワンカラットを半馬身捉え切れず2着となった。

10月3日、中4週で迎えた20戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月27日、中7週で迎えた21戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（8戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

7歳（2011年）

1月29日、中8週で迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた23戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた25戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2012年）

2月25日、約7か月半の休み明けで迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた27戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた28戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

8月29日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、神楽月オープン（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。