ヤマネダンサー（2000年生、母ミスニッショウ）

ヤマネダンサー（2000年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋踊り子」。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時20歳）と交配したミスニッショウが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山内鈴子。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山内鈴子から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、長浜和也から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、橋本義次によって262.5万円で落札された。

浜村恵厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2002年）

8月2日、デビュー戦は細川勉騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシメニリュウセイに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳戦の若潮特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

3歳（2003年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のトウカイサンダーをクビ差振り切って久々の一戦をモノにした。

6月22日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

10月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアイノテンシに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4歳（2004年）

1月26日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゴールデンフェザーに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

2月24日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、キクサンスキーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、アイシーシャドウに交わされて2馬身差の2着となった。

5月3日、中7週で迎えた11戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月23日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、玉淀湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた15戦目は、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（11戦3勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月24日、中0週で迎えた16戦目は、新涼特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、秋遅草特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月4日、中7週で迎えた18戦目は、一般C2一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた19戦目は、冬菊特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（14戦3勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（2005年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた22戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（16戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた24戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた25戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、リトルクラウドに3/4馬身交わされて2着となった。

12月2日、中5週で迎えた26戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6歳（2006年）

1月4日、中4週で迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。