コチフカバ（2000年生、母ハルカゼ）

コチフカバ（2000年4月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時9歳）と交配したハルカゼが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は（有）ハイランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,365万円（6.83万×200口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

7月27日、連闘で馬体重を前走から9kg戻して迎えた5戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた6戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナチュラルビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

11月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた11戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた13戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2004年）

2月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C5 29（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったツムジカゼから2馬身半差の2着となった。

2月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5 23（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったファルフから7馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5-20（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、一般C5 18（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C5-20（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のエドノセンチュリーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月5日、中4週で迎えた19戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリーエンジェルをクビ差制して優勝

6月19日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月12日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、山口俊騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。