テノリオ（1997年生、母Overturned）

Tenorio

1997.02.10

テノリオ（1997年2月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のUnbridled（当時10歳）と交配したOverturnedが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2000年のはなみずき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンダンズビルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなみずき賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマルタカサイレンスに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。