ムカワタイガー（2008年生、母エアコムロー）

ムカワタイガー（2008年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名＋虎」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時13歳）と交配したエアコムローが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方15戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

高橋司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

8月19日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るモルフェミシエロを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキングホークをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

3歳（2011年）

1月8日、中9週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた7戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月3日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2013年）

2月2日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月9日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月13日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウスマイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したアメリカンディーゴを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウレクィーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったタージマハルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたナカノヘイロー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、前田さん退職記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったツキノピラミッドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた24戦目は、天の川特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、大岐の浜特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

8月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、大月柏島大堂海岸特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた27戦目は、射導送水改名特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。