ナカノヘイロー（2010年生、母ベネチアンテンズ）

ナカノヘイロー（2010年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したベネチアンテンズが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、地方34戦8勝2着9回。2013年の土佐秋月賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月24日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月14日、中8週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタンスチョキンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったプロティアンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンルヴェプルミエに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月24日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロクイチグローリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月1日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、忠政ジイジに感謝特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

5月12日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

6月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムカワタイガーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、勤王党武市半平太特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、リュウスマイルにアタマ差交わされて2着となった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、天の川特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のストロングライデンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドループに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、清流仁淀川特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リワードアンクにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、佐田沈下橋特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストロングライデンを鮮やかな末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（10戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワイルドビートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したドリームゼニスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中2週で迎えた21戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた22戦目は、いの町氷室の大瀧特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月23日、連闘で迎えた24戦目は、キラメッセ室戸特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイズイーグルを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を収める

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノロマネに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた26戦目は、サンタとトナカイ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（13戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジヤマパレードに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2014年）

1月15日、中2週で迎えた27戦目は、日根野道場跡地特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミハタマイラヴに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月1日、中1週で迎えた28戦目は、土佐巻き特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（15戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた29戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（16戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のシークレバーを半馬身振り切って順当に勝利した。

4月28日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月7日、中5週で迎えた31戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（17戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた32戦目は、五段高原特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた33戦目は、一般B4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（19戦7勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた34戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、梼原セラピーロード特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。