ダノンロゼ（2006年生、母ロゼダンジュ）

ダノンロゼ（2006年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したロゼダンジュが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方24戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の天然温泉あま湯特別(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって9,660万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月27日、中1週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったトレジャーハントにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2010年）

6月3日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアペレジーナに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月31日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ローレルイグザルトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンティルラストに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月6日、中3週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5歳（2011年）

2月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月20日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の海老ヶ瀬特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

6歳（2012年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月17日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月6日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月18日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

10月21日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサワノヴェローチェに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7歳（2013年）

1月4日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のクリーンチャンスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月29日、中3週で迎えた29戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウルトライエローを鮮烈な末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

2月27日、中3週で迎えた30戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルカンタイショウ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月16日、中7週で迎えた32戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた33戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた34戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、武徳特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

12月3日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8歳（2014年）

1月7日、中1週で迎えた37戦目は、宍粟山崎・福井特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた40戦目は、ガーネット特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったホーマンアクセルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた42戦目は、くろゆり賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた43戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。