ケンブリッジセンス（2018年生、母ケンブリッジハーツ）

ケンブリッジセンス（2018年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+物事の微妙な感じや機微を感じとる能力、判断力、感覚」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンライバルド（当時12歳）と交配したケンブリッジハーツが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社ケンブリッジバレー。主な勝ち鞍は2021年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月12日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2021年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月29日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた8戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクリーニングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、どうも!人生競馬三昧の時間です!（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケプチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、JBC2021金沢・門別まであと3日（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルレイヨンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスカイステージに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、イイニクの日能登牛てらおか風舎記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバーフバリを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2022年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、金沢城賞勝クラス（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5歳（2023年）

3月21日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、さよならのかわりに記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したケンジェネシスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、佑成17歳誕生記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、正木タクシーあと二年で10周年記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた21戦目は、Re:曖昧さ回避、誕生日おめでとう記念杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた23戦目は、今日は世界禁煙デー!記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた25戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、祝!白山手取川ジオパーク認定記念特別編成（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、野々市じょんがらまつり特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

2021年12月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。