モエレエスポワール（2001年生、母セントラルスキー）

モエレエスポワール（2001年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋希望（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時16歳）と交配したセントラルスキーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方11戦4勝。2003年の札幌2歳ステークス(G3)に勝利した他、2003年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

6歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。7歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

7月2日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイチキータに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエクセレントマッハに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月23日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千葉津代士騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ヤマニンシュクルに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で千葉津代士騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のアズマサンダースを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

10月29日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で千葉津代士騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3歳（2004年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（2005年）

2月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた12戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5歳（2006年）

2月26日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた17戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた18戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホッカイラブリーに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月21日、中4週で迎えた19戦目は、プログレス日高特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツエルククラウンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月9日、中2週で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた21戦目は、えぞ松特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

6歳（2007年）

10月24日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた23戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、NOSAI日高特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7歳（2008年）

7月17日、約8か月半の休養明けで迎えた25戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月11日、中7週で迎えた26戦目は、サンライズペガサス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。