ヨウメイモン（2010年生、母パイクーニャン）

ヨウメイモン（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「日光東照宮陽明門より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したパイクーニャンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方16戦6勝2着4回。2012年、2012年、2012年とウィナーズチャレンジを3勝した他、2012年のサッポロクラシックカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月30日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったビービーエイジアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオグリハートを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月7日、中7週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったジョリーフルールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイエスミートゥーに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストヒットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプロティアンに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プロティアンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

10月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたタイセイアドミラル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、室蘭日本五大工場夜景特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナモンミライをハナ差だけ差し切って制した。

4歳（2014年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、黒ラベルThe北海道特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた19戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、BTC利用者振興会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナモンミライを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。