スズカボーイ（2003年生、母レインボールビー）

スズカボーイ（2003年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時18歳）と交配したレインボールビーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害4戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弐によって1,365万円で落札された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月26日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたデンコウミサイル決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノライアンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、6着を確保した。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は勢いを失って18着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、中8週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルジュネスに半馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

2月16日、中2週で迎えた23戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のチャクラに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。