ナナヨースパーク（1985年生、母ナナヨー）

ナナヨースパーク（1985年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホツトスパーク（当時13歳）と交配したナナヨーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地12戦4勝2着1回。1989年の洛陽ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は安藤賢一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンテイオーにハナ差届かず2着となった。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシンアレグロに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月21日、中3週で迎えた3戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月24日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブゼンリックを半馬身振り切って久々の一戦を制した。

10月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のバンブトンリッチを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（5戦3勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（6戦3勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のニホンピロブレイブに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1989年）

1月20日、中4週で迎えた9戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（8戦4勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（1990年）

4月1日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤賢一騎手（9戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤賢一騎手（10戦4勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。