フォーカルハイパー（2002年生、母フォーカルプレーン）
Focal Hyper
2002.04.05
フォーカルハイパー（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「重賞勝馬の兄フォーカルポイントを超越するよう」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したフォーカルプレーンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション 白老ファーム 。戦績は、中央平地12戦1勝、地方18戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。
古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2004年）
12月12日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイティスプリングに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。
3歳（2005年）
7月31日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。
8月27日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。
4歳（2006年）
5月27日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
7月1日、中4週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
8月5日、中4週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。
9月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。
9月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。
11月4日、中4週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。
5歳（2007年）
12月15日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
6歳（2008年）
1月27日、中5週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。
5月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。
6月22日、中5週で迎えた13戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエスタンビオラに2馬身の差をつけて順当に勝利した。
7月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトラベルノートに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
8月15日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビービーカイトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
8月23日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
9月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャプテンシラユリを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。
10月4日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。
10月13日、連闘で迎えた19戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパークブリッジに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
11月8日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
12月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。
12月27日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
7歳（2009年）
1月2日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のポルックスダークに2馬身の差をつけて制した。
1月25日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハクユウワンダーを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。
2月11日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたムテキファイヤー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
3月8日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（9戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤピットに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。
3月21日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のティーエスオリジンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
4月19日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
5月6日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
5月24日、中2週で迎えた30戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。