クラウンデザイアー（2017年生、母マジッククレスト）

クラウンデザイアー（2017年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+情熱、望む」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時10歳）と交配したマジッククレストが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月19日、デビュー戦は三津谷隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエムテイフラッシュをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって最後はエムテイフラッシュと並んで9着同着となった。

10月10日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

11月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2021年）

1月23日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月17日、中6週で迎えた17戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のキムケンドリームに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月31日、中9週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月30日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2022年）

12月29日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた23戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、C1-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた24戦目は、未確認生物エル特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったユニコーンを半馬身捉え切れず2着となった。

2月1日、中1週で迎えた25戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、観音岩特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた26戦目は、まったり競馬CH特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた27戦目は、ライスへ愛を叫ぶ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったヘルシャフトに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、伊尾木洞特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたエラスムス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた32戦目は、長雨特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。