アッパーデック（2013年生、母ベラドーラⅡ）

アッパーデック（2013年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「旅客機の２階席」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時8歳）と交配したベラドーラⅡが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の3歳A3。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

11月29日、中9週で迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2016年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サラゴールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキンノオウカンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月12日、連闘で迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のメインアクトをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クラセイジョに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の熊本地震被災復興祈念3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月7日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、3歳戦の熊本地震被災地復興祈念3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、キュティリーに交わされて3馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の熊本地震被災地復興支援3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた13戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた14戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝☆ぴいさんお誕生日記念3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた16戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた17戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のフジコちゃんラブ注入記念3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた19戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた20戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で沖静男騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた21戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で沖静男騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた22戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた23戦目は、3歳B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、大地記念盃（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本弘隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本弘隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本弘隆騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた29戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、荒スポブログカップ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた30戦目は、佐々木宏幸君生誕記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。