アドマイヤクリス（2009年生、母ジョリーザザ）

アドマイヤクリス（2009年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時10歳）と交配したジョリーザザが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着3回、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のサイネリア特別(B1-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、エスアール・コーポレーションによって3,045万円で落札された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月18日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズスマートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

9月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったベルラピエルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマートラファエルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月6日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、西部保宏生誕38年あんたが大賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、切干賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、KBS京都展望プラス澤ブー賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったピッチシフターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、サイネリア特別（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウエストキャッスルを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、向暑特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。