メイショウダブル（2015年生、母フェアナタリー）

メイショウダブル（2015年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋２倍」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時14歳）と交配したフェアナタリーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は斉藤英牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月15日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、タガノヒバナに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月3日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2018年）

1月6日、中4週で迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

1月14日、連闘で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラクロアクリスエスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイヤクリーガーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月1日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

4歳（2019年）

1月6日、中4週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

5月25日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（中京芝2000m 小雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセカンドエフォートに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月15日、連闘で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

5歳（2020年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天ケ瀬特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた23戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月19日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの神鍋特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

2020年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月14日、中7週で迎えた25戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた26戦目は、秋麗特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた27戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月15日、中4週で迎えた28戦目は、大磯港にぎわい交流施設完成記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2020年12月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。