ネヴァシャトル（2004年生、母エイブルカグラ）

ネヴァシャトル（2004年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したエイブルカグラが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、ユーチャリスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、スナークユーチャンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったジツリキドンドンにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

6月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレディアーティストに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2008年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のホトダーに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のタニノロッキーに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月15日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5歳（2009年）

1月4日、中9週で迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

7月5日、中3週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月1日、中3週で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月27日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。

11月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6歳（2010年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、姫椿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた24戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた25戦目は、望春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた26戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。