ユーチャリス（2004年生、母プロポーズトゥミー）

ユーチャリス（2004年3月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヒガンバナ科の花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のBoundary（当時14歳）と交配したプロポーズトゥミーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回。2007年の橘ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネヴァシャトルをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダノンムローに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月25日、中5週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアロープラネットに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4月7日、中1週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、オメガエクスプレスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月25日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4歳（2008年）

7月6日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、プレンティラヴに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、レンデフルールにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月14日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

5歳（2009年）

2月15日、中8週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

12月12日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6歳（2010年）

2月6日、中7週で迎えた19戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。