オメガエクスプレス（2004年生、母オメガフォーチュン）

オメガエクスプレス（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特急」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したオメガフォーチュンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。2007年の橘ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 雪/稍重）に出走。馬体重は522kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンジェラスキッスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライトグランデュアに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月10日、中6週で迎えた3戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユーチャリスを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4歳（2008年）

5月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったメイショウキトリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

10月12日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2010年）

4月24日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた14戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた15戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。