インフィニータ（2001年生、母オースミシャロン）

インフィニータ（2001年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時14歳）と交配したオースミシャロンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、地方39戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の新星特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2003年）

7月20日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は463kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、スウィープダンスに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の新星特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモエレトレジャーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、中9週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2004年）

7月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスピードウインを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

10月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の伊勢菊特別（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のミリオン特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスギノシャークに2馬身半の差をつけて優勝

12月24日、中4週で迎えた10戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4歳（2005年）

1月24日、中3週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（10戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（11戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

12月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた16戦目は、一般C1八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（12戦3勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（13戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（14戦3勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（15戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレジェニュインに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた23戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ラヴスピリットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のエイシンリトルオーに3馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、クリノピアリスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、葛飾区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（13戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた34戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた35戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（15戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月1日、中1週で迎えた37戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C1五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。