ダイワファイター（1997年生、母ダンシングファイタ）

ダイワファイター（1997年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャン（当時9歳）と交配したダンシングファイタが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月9日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったビッグワージブにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月13日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルエブロスを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルチャンスに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の栗子特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の筑波山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のジーワンハンターに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4歳（2001年）

1月30日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月1日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦2勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた24戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（2002年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月25日、中8週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1190m 雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6歳（2003年）

5月28日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、草笛賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた30戦目は、早乙女賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた31戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、サードニックス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた33戦目は、ブルーライト賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた34戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。