バンブーユージン（1991年生、母サワーバンブー）

バンブーユージン（1991年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のテンパレートシル（当時7歳）と交配したサワーバンブーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地20戦4勝2着1回、中央障害4戦1勝2着2回。1994年のマーガレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月6日、デビュー戦は安達昭夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のマヤノファンシーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安達昭夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安達昭夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安達昭夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、フジノマッケンオーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安達昭夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた8戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきやなぎ賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のエクローレをアタマ差振り切って優勝

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着を確保した。

5月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の平安建都1200年記念（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のユウキサンボーイに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、’94ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビコーアルファーをハナ差振り切って4勝目を手に入れた。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミカズタッチから1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のセトファントムに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた23戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 雨）に55kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンパーシーから9馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた24戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の阪急杯（京都芝1400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。