フークピグマリオン（2021年生、母エイシンサンタフェ）

フークピグマリオン（2021年4月14日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のラニ（当時8歳）と交配したエイシンサンタフェが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は西野春樹。2024年の東海優駿に勝利した他、2024年のネクストスター中日本を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

7月13日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1100m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の高橋幸賞（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピエールテネシーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中4週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の琴美ちゃん誕生記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アップミライにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の祝!!大蜘蛛さん定年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルヒルムに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのゴールドウィング賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミトノユニヴァースを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

12月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、扶桑特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヴェッツラーに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

3歳（2024年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの新春ペガサスカップ（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミトノユニヴァースを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンのスプリングカップ（名古屋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた12戦目は、3歳オープンのネクストスター中日本（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミトノウォリアーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中4週で迎えた13戦目は、3歳オープンの駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベアサクシードに6馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月29日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンの東海優駿（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャッシュブリッツに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサウンドノバをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月19日、中4週で迎えた16戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキャッシュブリッツに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月7日、中6週で迎えた17戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（8戦5勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。