ヒロノリュウエン（1992年生、母フジタカリユウエン）

Hirono Ryuen

1992.05.02

ヒロノリュウエン（1992年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時17歳）と交配したフジタカリユウエンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は高橋 正三。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月26日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

3歳（1995年）

7月16日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンフルーティに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったマンジュデンリュウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月26日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のキョウワシリウスをクビ差振り切って雨下の混戦を制した。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五条坂特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた10戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップ マーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月17日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

5歳（1997年）

3月9日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウショウソレイユに3/4馬身交わされて2着となった。

3月30日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（10戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（11戦0勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、カーリスロゴスにクビ差交わされて2着となった。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ1（中京芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。