マンジュデンリュウ（1991年生、母マンジュデンレディ）

マンジュデンリュウ（1991年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフラツシユオブステイール（当時8歳）と交配したマンジュデンレディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

12月12日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロスズマルを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1994年）

1月16日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（1995年）

4月1日、約14か月半の休養明けで迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の箕面特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤクモジェイドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマルブツアトム決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヒロノリュウエンに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月16日、中3週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。