ウメノクリッパー（1988年生、母フジノタカザクラ）

ウメノクリッパー（1988年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時5歳）と交配したフジノタカザクラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）江島牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の5歳C2ロ。

経歴

デビュー前

佐藤嘉秋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

6月30日、デビュー戦は橋口満朗騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は512kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月31日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋口満朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋口満朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋口満朗騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた6戦目は、飯泉之男騎手を鞍上に迎えて、4歳C2ハ（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、渡部隆男騎手を鞍上に迎えて、4歳C3イ（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4歳（1992年）

1月2日、中4週で迎えた8戦目は、5歳C2ロ（新潟(地)ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は飯泉之男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のベイリーフステルスをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般C4ハ（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯泉之男騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4ハ（三条ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で飯泉之男騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般C5イ（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯泉之男騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダーマサシクンをアタマ差制して2勝目を獲得した。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯泉之男騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4イ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯泉之男騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキシムアトラスから1馬身半差の2着となった。

6月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飯泉之男騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3ロ（三条ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で飯泉之男騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトビキリビジンに半馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯泉之男騎手（9戦3勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。