スロクハイネス（2003年生、母スロクフルラード）

スロクハイネス（2003年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋高位」。毛色は鹿毛。種牡馬のハイライズ（当時8歳）と交配したスロクフルラードが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月9日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のバロンハーバーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3歳（2006年）

5月7日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい18着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、最後はエイダイタカラブネと並んで5着同着となった。

7月23日、中7週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の原町特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月27日、中8週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、亀有特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた12戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5月6日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のおとめ座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。