フライトスズカ（1992年生、母スリーフアイヤー）

フライトスズカ（1992年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーフライト（当時11歳）と交配したスリーフアイヤーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、中央障害15戦2勝2着2回。1995年のスプリングステークス(G2)で2着に入った他、1999年の小倉サマージャンプ(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネヒマツリを自慢の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

2月19日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコーヒーブレイクをハナ差振り切って優勝

3月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したナリタキングオーに半馬身届かず2着となった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

5月28日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4歳（1996年）

9月7日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンダムフェイマスから半馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

10月19日、中3週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったポートフリーから4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中5週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイドショウリに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィッシュドリームに9馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、寿ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーンステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（8戦1勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は北村卓士騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7歳（1999年）

1月16日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着を確保した。

2月13日、中3週で迎えた20戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングイカロスから2馬身差の2着となった。