デンコウガイア（2011年生、母シルキーマニッシュ）

デンコウガイア（2011年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する大地の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時26歳）と交配したシルキーマニッシュが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方26戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の城山特別(A2)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3歳（2014年）

1月26日、中5週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた13戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に敗れた。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月26日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアンジュドボヌールをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったダイシンロイにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったブロンズテーラーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーベアハートを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2015年）

5月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、つつじ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシューニャに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミスティックアートに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、第4戦シルバーホイップ賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた26戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月3日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシューニャに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月1日、中3週で迎えた28戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1870m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシューニャに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

10月22日、中2週で迎えた29戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、おはよ～たまご特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウワアーサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

11月10日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニュースフラッシュを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

12月2日、中2週で迎えた31戦目は、“サンタ×（クロス）三田”特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた32戦目は、城山特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のキングブラーボに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5歳（2016年）

1月21日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた34戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、神河町制10周年カーミン特別（園田ダート1870m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦3勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた37戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた39戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月13日、中5週で迎えた40戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。