テイエムソレイユ（2015年生、母ペイデュソレイユ）

テイエムソレイユ（2015年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したペイデュソレイユが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はムラカミファーム。主な勝ち鞍は2020年の開聞岳特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、竹園正継から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ノーザンファームによって2,640万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森裕太朗騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森裕太朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

4月15日、中3週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウタンゴに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/不良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2019年）

2月16日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したピンキージョーンズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたリュミエールドール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月30日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャムロックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの木古内特別（函館ダート1700m 小雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックモリオンに半馬身届かず2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた21戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタイトロープウィンに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月22日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

5歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた25戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの開聞岳特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランドビクトリーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月29日、中7週で迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2020年10月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。