エンフォーサー（2017年生、母グッドファイト）

エンフォーサー（2017年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイスホッケーの試合でファイティングを担う選手。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したグッドファイトが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、YGGオーナーズクラブによって712.8万円で落札された。

YGGオーナーズクラブにて総額1,200万円（1.2万×1000口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3歳（2020年）

7月18日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月21日、中8週で迎えた6戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインスコーグに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳C2（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた8戦目は、ぶらっとときがわへ賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のユタカサンをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、今年はさいたま市誕生何年で賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったレヴィオーサに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のボニーソックスに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、本宮山特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、タイキワンダラスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ミスターサンライズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、こうめちゃん二万人おめでとう!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったタイセイプルミエに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスターインステルスに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ガーベラ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、小野ひまわり特別（園田ダート1230m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、ブーゲンビリア賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた23戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた24戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。