エイコーンキッド（2008年生、母エイコーンリング）

エイコーンキッド（2008年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「どんぐり坊や。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時10歳）と交配したエイコーンリングが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3四。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

7月3日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビューティタキオンから9馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（福山ダート1130m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアジアンキッドをハナ差制して初白星を挙げた。

12月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2012年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、4歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラオイデをアタマ差制して2勝目を手に入れた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3三（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で松井伸也騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノビリーヴから2馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中5週で迎えた13戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、諸桧岳レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、華鬘草レース（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、赤詰草レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のコマミドリに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

7月15日、中2週で迎えた19戦目は、剱地八幡神社大祭特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた20戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたロンドンウィング決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、山中温泉芭蕉祭特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、県下太鼓打競技大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月25日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3四（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレザントブルーを驚異的な末脚で半馬身差し切って制した。

10月14日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルククロノスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた28戦目は、これでもか!太鼓特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた30戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、古代の草木染め特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。