サトノソニック（2003年生、母Sabreon）

Satono Sonic

2003.01.12

サトノソニック（2003年1月12日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋音速の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMozart（当時5歳）と交配したSabreonが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般B2。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月27日、デビュー戦はK.デザーモ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラオールインに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2006年）

5月7日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を5馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

10月30日、中8週で迎えた9戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュガーピュアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウグローズに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。