ベルウッドテンプウ（2009年生、母インキュラブルロマンティック）

ベルウッドテンプウ（2009年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天の風」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したインキュラブルロマンティックが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の馬淵川レース(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって1,596万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月18日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は542kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた6戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスプリキュアから半馬身差の2着となった。

10月14日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアオイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモリヤチャンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2013年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月30日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、心をひとつに（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るタップシュートを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、馬淵川レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフレイムヴェインをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

6月3日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、十文字さくらんぼまつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、山百合レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた18戦目は、ブルーサルビアレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2十一（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2十（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2十一（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。