アオイ（2009年生、母シャンハイファスト）

アオイ（2009年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「葵」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したシャンハイファストが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の上郡赤松円心特別(B1)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

8月18日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルウッドテンプウから3馬身差の2着となった。

10月21日、連闘で迎えた4戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のプローディギウムに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の「本日IPAT全レース発売中!」とく戦3（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアラタマライトに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2013年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイチゲキヒッサツに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカンレーサーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月12日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ラプターフィリーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月19日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアルコンコルドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、すずらん賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたエンギロティタ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったダイワキングを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったカーペウィアムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、おしろいばな賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレトレジャーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を収める

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、丹波市秋のウマいもん!「丹波栗」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、川西きんたくん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、上郡赤松円心特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネキラに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2014年）

1月8日、中7週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた26戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた28戦目は、カペラ特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた31戦目は、うみへび座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた32戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、若草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、若葉特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた34戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。