ウィッシュムーン（2019年生、母ドリームチャイルド）
Wish Moon
2019.04.26
ウィッシュムーン（2019年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月に願う」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時10歳）と交配したドリームチャイルドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ。
経歴
デビュー前
牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2022年）
3月26日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。
7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。
8月3日、中4週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップ ラズベリー賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。
9月4日、中4週で迎えた4戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のベルトゥジュールをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
9月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
10月2日、中1週で迎えた6戦目は、宗政酒造「宗政」賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
10月24日、中2週で迎えた7戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキタサンガイセンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
11月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコートリーアスペンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。
12月4日、中3週で迎えた9戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
12月25日、中2週で迎えた10戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモスフレに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。
4歳（2023年）
1月15日、中2週で迎えた11戦目は、みずがめ座特選（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプライモーディアルを圧倒的な末脚で半馬身差し切って4勝目を手に入れた。
1月23日、連闘で迎えた12戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジュリエンヌをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。
2月19日、中3週で迎えた13戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラファエーレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
3月11日、中2週で迎えた14戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジュリエンヌに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
3月24日、中1週で迎えた15戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（10戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。
4月2日、連闘で迎えた16戦目は、エイプリル特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で出水拓人騎手（11戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラファエーレに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
4月24日、中2週で迎えた17戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で出水拓人騎手（12戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
5月27日、中4週で迎えた18戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で出水拓人騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクセッサーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。
6月10日、中1週で迎えた19戦目は、うまかつJC1St 第3戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で出水拓人騎手（14戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラインスプラッシュを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて8勝目を奪取した。
7月4日、中2週で迎えた20戦目は、グロリオサ賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で出水拓人騎手（15戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。