ラインスプラッシュ（2018年生、母オールピュール）

ラインスプラッシュ（2018年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+はね散らす」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時8歳）と交配したオールピュールが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2022年の七福神賞(C1-4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって918万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月27日、中7週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったオレデイイノカに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったマナマナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、椿賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジューンサクラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2022年）

1月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、七福神賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のファインキャプテンに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

1月22日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、長崎街道塩田宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラッキーボーイに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月19日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた13戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月10日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

8月25日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、佐藤哲三・優希乃来場記念（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、アベニンローズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月10日、中1週で迎えた16戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた17戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、上冬賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッキーウィンにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、光武酒造場「魔界への誘い」賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャールストンに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた21戦目は、暮来月賞（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアデウスに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

5歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、ニューイヤー賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、佐藤哲三と勇者の集い賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、うまかつJC1St 第3戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ウィッシュムーンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニーヨルに2馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

7月15日、中2週で迎えた26戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、やまゆり賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、アルマトップエンドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた27戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアネロイドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、葉月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた29戦目は、りんどう特別（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた30戦目は、的場文男レジェンドカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（14戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンヨースマイルを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

10月22日、中1週で迎えた31戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・オータムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、リョーノテソーロに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた32戦目は、霜降月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（15戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のインブリウムに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた33戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、小夜時雨賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のライジングセーラに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月3日、中1週で迎えた34戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた35戦目は、2023さがけいばファイナルレース（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、リョーノテソーロに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた36戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた37戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（16戦8勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた38戦目は、アネモネ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（17戦8勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。