インブリウム（2019年生、母ラルナデミエル）

インブリウム（2019年1月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月の地質年代尺度の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時18歳）と交配したラルナデミエルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2022年の霜見月賞(B5)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったサーティファイドにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

11月20日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったビナホイアンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3歳（2022年）

1月10日、中6週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月9日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月11日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月17日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、仲秋賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったリーガルチェックにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、神無月特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、リーガルチェックに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、錦秋特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、最後はリーガルチェックと並んで4着同着となった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、霜見月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアデウスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた15戦目は、サガヅメ～たたかう!馬券女子～（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアルティマソウルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた16戦目は、門松賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた17戦目は、睦月賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウキートスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、如月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島拓騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったタガノファジョーロに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3月5日、中3週で迎えた19戦目は、春望特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川島拓騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったカシノレオをハナ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、軽暖特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川島拓騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた21戦目は、佐賀桜花賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川島拓騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフェブキラナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた22戦目は、卯月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で川島拓騎手（12戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で川島拓騎手（13戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、青葉特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で川島拓騎手（14戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったスペシャルトークに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、ムーンストーン賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で川島拓騎手（15戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた26戦目は、アレキサンドライト賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で川島拓騎手（16戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、グロリオサ賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で川島拓騎手（17戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた28戦目は、七夜月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で川島拓騎手（18戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で川島拓騎手（19戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったピーチリキュールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた30戦目は、サードニクス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で川島拓騎手（20戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた31戦目は、紅葉月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で川島拓騎手（21戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は23戦連続で川島拓騎手（22戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、オッズパーク・オータムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で川島拓騎手（23戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた34戦目は、霜降月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で川島拓騎手（24戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラインスプラッシュに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた35戦目は、小夜時雨賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は26戦連続で川島拓騎手（25戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた36戦目は、北颪賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で川島拓騎手（26戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた37戦目は、ウマ娘コラボファイナルレース（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は28戦連続で川島拓騎手（27戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた38戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は29戦連続で川島拓騎手（28戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた39戦目は、寒茜賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は30戦連続で川島拓騎手（29戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた40戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は31戦連続で川島拓騎手（30戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた41戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は32戦連続で川島拓騎手（31戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。