ビナホイアン（2019年生、母アエノアビリティー）

ビナホイアン（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ベトナムの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したアエノアビリティーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はプログレスファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スピリトーゾに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインブリウムに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したタイセイドレフォンに3/4馬身届かず2着となった。

7月23日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本大輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本大輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本大輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で松本大輝騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月22日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、馬籠宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた18戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、ひめじ広峰特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、春暖特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったバウチェイサーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、ミヤコワスレ賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアポロテネシーに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。