インプレスシアトル（2010年生、母インプレスゴールド）

インプレスシアトル（2010年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋アメリカの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したインプレスゴールドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上A1 A2。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

6月30日、中9週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月25日、中7週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

9月1日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4歳（2014年）

4月9日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポップコーンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミッキーフィーバーに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、ひと咲きまち咲きあまがさき特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハッピーアンブルーに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したミッドコサージュに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエーブキングマンをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビクトリアガーデンを豪脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したヒシサブリナにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデュラビリティをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

12月3日、中3週で迎えた17戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラバクサイを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月31日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルトクスパートを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5歳（2015年）

4月29日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、DASH心斎橋オープン（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（12戦7勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（13戦7勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。