ベストブライアン（2010年生、母イシノスティール）

ベストブライアン（2010年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時25歳）と交配したイシノスティールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の花吹雪特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3歳（2013年）

4月6日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、逃げるハリマヤヨサコイを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で村田一誠騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4歳（2014年）

1月1日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のソウブチャンスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月30日、中3週で迎えた15戦目は、昇龍特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったポンデザムールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中4週で迎えた16戦目は、春麗特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラピッドアラシをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

4月18日、中5週で迎えた17戦目は、花吹雪特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るファルコンクロウを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、新緑特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたダージープレミアム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中4週で迎えた19戦目は、白百合特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。