パンドラスボックス（1986年生、母Lake of the Isles）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

10月9日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は442kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したハワイアンスターを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に敗れた。

11月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ニッポージュピターに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のターボボーイに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のセントポーリア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、フジミマドリードに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上400万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（1990年）

1月28日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のローベルエディーを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

2月18日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた18戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドシンセイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中6週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月3日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るローマステーションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（1991年）

1月27日、中4週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。