スガノヒカリ（1997年生、母ビニースマイウイングス）

スガノヒカリ（1997年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時9歳）と交配したビニースマイウイングスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3歳（2000年）

2月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したレインボーマジックにクビ差届かず2着となった。

4月29日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレモンバームをハナ差振り切って初白星を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

12月17日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月24日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディナマッハに1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月16日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のディナマッハに6馬身の差をつけて優勝

5歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

11月23日、約10か月の休養明けで迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。