クールホタルビ（2012年生、母プラセール）

クールホタルビ（2012年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋蛍火」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時9歳）と交配したプラセールが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回。2014年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利した他、2014年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エクワインエンジニアリングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、チェスナットファームによって189万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のニシノクラレットに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、レオパルディナに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月8日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダノングラシアスを半馬身振り切って初の重賞タイトルを獲得した。

12月14日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

3歳（2015年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦2勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

6月21日、中5週で迎えた10戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月9日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

12月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4歳（2016年）

2月20日、中8週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

8月6日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず最後はアドマイヤクーガーと並んで12着同着となった。

9月17日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。