メイプルブラボー（2006年生、母ディーエスメイドン）

メイプルブラボー（2006年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋喝采」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したディーエスメイドンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、地方9戦6勝。主な勝ち鞍は2010年の東風特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

6月13日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュピタープリンスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュハーモニー特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンシーズに8馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

3歳（2009年）

6月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のブルーベリー特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

7月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のストロングアクシスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに25kg増やして迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミステリアスオーラに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、船橋ファイナル2009（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテスタロッサに9馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4歳（2010年）

3月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、東風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のメイプルウィリングに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2011年）

11月17日、約20か月の休養明けで馬体重を前走から39kg戻して迎えた9戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。