ロットオブウインド（2005年生、母アイシンモナリザ）

ロットオブウインド（2005年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時20歳）と交配したアイシンモナリザが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、地方22戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の海王星特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道見牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

宮下靖旨厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2008年）

2月7日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は513kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のボンボリに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月3日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガノルーシーから1馬身1/4差の2位に入線したが、その後失格となった。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサイレントイチローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月5日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルクレルクを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月19日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2009年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C2十11（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のトレゾアに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のシルバーソウルに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、練馬区特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリアルパラダイス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月24日、中5週で迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月20日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、葛飾区特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月20日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、五反田特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップオバマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカバードブリッジに1馬身半の差をつけて優勝

5歳（2010年）

4月20日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったカーリーネイトに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、うしかい座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシルクエスポワール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月30日、中3週で迎えた19戦目は、海王星特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のギンザフロンティアをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月26日、中3週で迎えた20戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックタイフーンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて8勝目を手中に収めた。

6歳（2011年）

10月9日、約14か月の休み明けで迎えた22戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。